27歳でAMH検査を受けたら多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)が発覚?助産師さんに相談してみた

「妊娠はまだ考えてないけど、将来のために自分の体を知っておきたい。」
そんな気持ちから使ってみたのが、cheQLのAMH検査キット。病院に行かずに自宅で卵巣年齢を知ることができる手軽さに魅力を感じ、ちょっと軽い気持ちで受けてみたものの、検査結果を見て、少し驚きと戸惑いを感じたのが正直なところです。
こちらの記事では、筆者が27歳でAMH検査で「高AMH値」という結果を受けたこと、そこから知った多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の可能性、そしてcheQLのオンライン助産師相談サービスを利用した感想について書いています。
まだ読んでいない方は、前回のAMH検査体験レポートもぜひお読みください。
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cheQL-AMH-(卵巣予備能セルフ検査キット)
今現在の卵巣の中にある卵子の数を推測する検査キット。妊活を始めようと思っている方、卵子凍結を検討されている方、今すぐではなくても将来子どもがほしいと思っている方におすすめです。
AMH値が高め?それってどういうこと?

cheQLで受けた私のAMH検査の結果は、平均より高めという数値でした。
「卵子の数が多いなら妊娠しやすいのでは?」「AMHが高い=卵子の数が多い=いいこと」と思いがちですが、そう単純でもないことがわかりました。
AMH値が高すぎる場合は、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の可能性があり、それが必ずしも良いこととは限らないのです。
※AMHとは:抗ミュラー管ホルモンとも呼ばれ、卵巣内にある卵子から分泌されるホルモンのこと。血液中のAMHの濃度を測ることで、AMH値から発育過程(妊娠の準備ができている卵子)卵胞の数を推測することができます。そのため、AMH検査をすることで、卵子がどのくらい残っているのかを推測して、今後のライフプランを計画するための一つの指標として活用されています。
※多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは:卵胞(卵子のもと)がうまく成長できずに排卵が起きにくくなる疾患です。通常、毎月ひとつの卵胞が成熟して排卵され、残りの卵胞は自然に消失していきます。 しかし、PCOSの場合、この成長過程が途中で止まってしまい、小さな卵胞が卵巣の中に多数とどまってしまい、排卵がうまくいかないことで月経不順や不妊につながってしまうことがあります。
自分は多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)かも?
私の場合、昔から生理がよく止まったり、生理周期がかなりバラバラだったりしました。でも「そういう体質かな」と深く考えず、ここ数年は低用量ピルで生理をコントロールをしていたので、そこまで不便にも感じていませんでした。
でも、今回のAMH検査でAMH値が高めだと知ってからは「もしかして多嚢胞性卵巣症候群が生理不順の原因だったのかも」と多嚢胞性卵巣症候群の可能性を意識するようになりました。
多嚢胞性卵巣症候群は、排卵が起こりにくくなる卵巣の病気で、将来的に妊娠しづらくなる(不妊症の原因)こともあるそうです。
結果を見て、「今は妊娠を希望しないけど、将来のためにちゃんと体と向き合っておいたほうがいいかも」と思い始めました。
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助産師さんに相談したら不安が軽くなった
cheQLでは、AMH検査の結果が出たあとに、オンラインで助産師さんに相談できるサービス「パーソナルセッション(30分)」があります。
「まだ妊娠を希望をしているわけではないし、助産師さんに相談するのはちょっと大げさかな?」と少し迷いましたが、不安をそのままにせず助産師さんの意見を聞いてみたいと思いLINEで予約をしてみました。
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パーソナルセッション(30分)
助産師がオンライン通話で不安なことや気になることのご相談メニューです。(※診断はできません)検査結果の意味や捉え方、ご自身の身体について・将来の妊娠や出産について・ご自身の本当の希望について、次にどのようなアクションを起こしていったらいいんだろう?にお答えします。
パーソナルセッションの流れと受けてみた感想
cheQLの公式LINEからパーソナルセッションの予約を行い、30分間のビデオ通話形式で助産師さんと直接お話をすることができました。
パーソナルセッションでは、私のAMH値や生理周期、低用量ピルの服用状況などをもとに、以下のようなポイントについて、丁寧でわかりやすい説明を受けました。
アドバイスの内容
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)について
今すぐできること、将来妊娠を希望する際に考えるべきこと
婦人科受診のタイミングや、卵巣の状態を確認する検査のすすめ
自費ピルから保険適用のピルへの切り替え提案
「現状ではピルで生理のコントロールができていることや、すぐに妊娠を希望されていないとのことなので、今は大きな心配をすることはないかと思います。ただ、将来妊娠を考えるタイミングが来たら、早めにクリニックに相談されることがおすすめです。」
「ピルを始めたときに医師と相談されたかと思いますが、ピルを継続し生理を安定させておくことは良い選択です。」
「現在は自費のオンラインピルをご利用されているとのことですが、しばらく婦人科を受診していない場合は、一度卵巣の状態を確認しておくとより安心ですね。」
こうしたアドバイスを通じて、前向きに自分の体と向き合う後押しをしてもらえたことが心強かったです。
AMH検査は現在妊娠希望じゃない人にもおすすめ
AMH検査を初めて受けて感じたのは、「AMH検査は妊活中の人だけのものじゃないんだ」ということ。
むしろ、妊娠を今は考えていない人こそ、自分の体を知るために受けておく価値があると思います。AMH検査を受ける最大のメリットは「自分の体についてことを早めに知ることで、将来の選択肢が増やせること」だと思います。
さらに、
その他のメリット
生理不順の原因に気づける
婦人科に相談するきっかけになる
焦らず妊娠を考えるための準備ができる
こういったメリットが、検査1回で得られるのは大きいと思います。
自分の体を知ることは、不安よりも安心につながる
正直、最初は「あまりない機会だし、試しに受けてみよう」くらいの気持ちで受けたAMH検査でした。でも、結果をきっかけに多嚢胞性卵巣症候群の可能性を知り、自分の体について知るきっかけにもなりました。
検査は「怖い」「知りたくない」と思いがちですが、知ること=備えること。
不安を減らし、将来に備える大事なステップなんだなと実感し、私は検査を受けてよかったなと思います。
これを読んでくださった人のなかには、「妊娠はまだ先かな…」と思っている人も多いかもしれません。そんな人にも、cheQLのように自宅で検査ができて、検査後に助産師さんに相談できるサービスなら、安心して使えると思います。
妊娠を今すぐに考えていない人も、将来の安心のためにAMH検査をご検討してみてはいかがでしょう。
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cheQL-AMH-(卵巣予備能セルフ検査キット)
今現在の卵巣の中にある卵子の数を推測する検査キット。妊活を始めようと思っている方、卵子凍結を検討されている方、今すぐではなくても将来子どもがほしいと思っている方におすすめです。
この記事を書いた人

性教育・フェムテック領域に興味津々な20代のメンバーで構成される、ピルモット編集部による記事です。
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