毎月やってくる生理ですが、生理痛にどのように対処していますか？

湯船にゆっくり浸かったり、暖かい飲み物を飲んだりするなど、体を温め血行をよくすることが生理痛を和らげることに効果的なことはよく知られています。また、エッセンシャルオイルを使うアロマテラピーなどのリラックス効果があるものを意識的に取り入れる方法もあるかと思います。

そして生理痛がとくに重い人の中には、痛み止めや低用量ピルを服用している人もいるかと思います。
痛み止めや低用量ピルはうまく取り入れるととても効果的ですが、服用時間を気にする手間や、副作用のリスクもあるので少々ハードルも高く感じます。薬を飲むこと自体に抵抗がある人も多いのではないでしょうか。

生理痛も症状によっては、学校や仕事でのパフォーマンスも左右されるため、セルフケアや治療などを利用して生理痛はコントロールしたいですよね。この記事では、毎月やってくる生理痛との向き合い方をガラッと変えてくれるかもしれない、オーストラリア発の生理痛軽減デバイスNohaを紹介します。

出典：Ovira - Drug Free, instant, period pain relief

ひどい生理痛に悩んできた女性が作ったウェアラブルデバイス

生理痛軽減デバイスNoha（ノハ）はオーストラリア・シドニーを拠点とする会社Ovira（オヴィラ）によって発売されている商品です。
現在はオーストラリア国外にも展開をしていて、主にカナダ、アメリカ、イギリスを中心に人気を集めています。値段は1万6,100円です。（2021年12月現在）

Oviraが発売するNohaは小さな装着型デバイスで、微弱電流を流すことによって生理痛を和らげます。薬を使わないそのユニークな治療法と、衣服の下につけて使用できるコンパクトから、2019年のローンチ以来大変注目されています。

長年生理痛に悩まされてきたCEO

出典：Alice Williamsさん (@alicejwilliams_) / Twitter

CEOのアリス・ウィリアムさんは多くの女性と同じように、生理痛に長年悩まされていた経験があります。彼女の場合は子宮内膜症の影響で、失神、吐き気、何日もベッドから出られないなど、辛い状況が何年も続いたそうです。
生理痛を改善しようと、痛み止め、低用量ピル、湯たんぽなど考えられるものは全て試したそう。それでも生理痛は改善されなかったため困っていたところ、TENS電気刺激療法に出会いました。そして生まれたのが、生理痛軽減デバイスNohaです。

オーストラリアでは、2016〜2017年の間に3万4320人の女性が、子宮内膜症によって入院していたことが分かっています。
そして、40〜44歳の女性のおよそ9人に1人が子宮内膜症を患っていて、25〜29歳の女性のおよそ15人に1人が診断されていると言われています。

痛み止めや低用量ピルは、その効果から大きな役割を果たしてくれますが、全ての人が服用できて効果を期待できるわけではありません。もし、薬を飲まずに痛みが軽減できればそれに越したことないということを、長年悩んできたアリスさんは誰よりも理解しています。

FDA認証済みの安心感ーNohaの特徴

出典：Ovira | PCOS Relief

• FDA認証済
• 即効性のある薬を使わない生理痛治療
• 厳密な臨床試験に合格
• デバイス1つと電子パッド2枚のみの目立たないデザイン
• 12時間連続可能な長寿命バッテリー
• 送料無料　※1
• 100日間の全額返金保証制度　※2

※1アメリカ、カナダ、イギリス、EU、オーストラリアのみ
※2アメリカ、カナダ、イギリス、ヨーロッパ、ニュージーランド、オーストラリアのみ

Nohaはこんな人におすすめ

• 痛み止めやピルを飲まずに生理を過ごしたい人
• 薬を使わない新しい生理痛の対処法について知りたい人
• 生理痛が重い、または子宮内膜症を患っている人
• 女性CEOによって経営された企業を応援したい人

使い方はたったの3ステップ

ステップ1：装着する

出典：How Our Noha Device Works - Ovira US

「ラブハンドル」と呼ばれる粘着性のある小さなパッドを2枚、お腹または背中に貼り付けます

ステップ2：電源を入れる

出典：How Our Noha Device Works - Ovira US

電源を入れると軽い振動のような微量の電流がラブハンドルに送られます
強弱ボタンを操作して12段階のうち心地のいいところまで調節します

ステップ3：痛みが和らぐ

出典：How Our Noha Device Works - Ovira US

神経に刺激を与え脳に届けられる痛みの信号をブロックすることで痛みが和らぎます

Nohaの仕組み、薬を飲まないTENS治療とは

痛み止めなしで痛みを和らげることができる、その仕組みを紹介します。

Nohaが用いるTENS治療とは、Transcutaneous Electrical Nerve Stimulation（経皮的電気神経刺激）のことです。
Nohaのデバイスから微弱な電流が2つのパッドへ流れ、パッドを貼った下腹部または腰の神経根に届きます。生理痛と関連する神経が刺激され、痛みの信号が脳に伝わりにくくなることで痛みを和らげることができます。

Nohaを衣服の下などに装着したら、電源を入れている間は痛みを和らげることができます。持続性は長くないため、痛みが続いている間は電源を入れておき、そのまま使用することが勧められています。痛みのレベルに合わせて、電流の強弱をボタンで調節し使用します。

電気刺激治療と聞くとちょっとこわいと感じるかもしれませんが、痛みを感じることはないので大丈夫です。軽めの脈動感や少しくすぐったく感じる程度です。
「ポケットの中で携帯のバイブレーションがなっている状態」が一番よく聞かれる感想だそうです。

過去数十年間、TENS治療や他の電流刺激療法は肩こりや腰痛などの、他の体部位に使われてきたことはありましたが、女性が毎月経験する生理痛には使われてきませんでした。

科学的にも立証されているこのTENS治療を上手く取り入れれば、痛み止めや低用量ピルを使わずに生理を過ごすことができる女性が増えるかもしれません。

ウェブサイトには1000件以上の好評レビュー

「Nohaによってすぐに痛みが治ったので、私は泣きそうになり、生理はもうそんなにおそろしいものではなくなりました。Nohaが私の人生と健康を救いました。（筆者翻訳）」

「私の妻のためNohaを購入しましたー彼女はとっても気に入りましたし、効果的でした。痛みを抑えられるようになったので、彼女は痛みに耐えながら数日間うずくまる必要がなくなりました。それだけでも価値があります。（筆者翻訳）」

「体を衰弱させるような子宮内膜症を患ってから数年後、Nohaのおかげで痛みを感じずに生活が送れるようになりました。もう私には手術をするしか方法がないと思っていたのですが、今は安心と希望を感じています。（筆者翻訳）」

「子宮内膜症によって奪われた、精神面、感情的、身体的なエネルギーをNohaは私にくれました。私の人生を一番変えてくれたものです。（筆者翻訳）」

引用：Does Ovira Work | 1000+ 5-Star Reviews | Period Pain Relief - Ovira US

出典：Ovira - Drug Free, instant, period pain relief

Nohaは日本でも展開中

OviraのNohaは日本を含めた海外にも展開中です。
アメリカ、カナダ、イギリス、EU、オーストラリアであれば、無料の通常配送サービスを利用することができます。

日本に発送の場合、およそ2〜4週間で通常配送で届けられます。本体価格の1万6,100円のほかに1,200円の送料がかかります。（2021年12月時点）
※関税及び租税は含まれていません。値段が変更する可能性があります。

Nohaは1台1万6,100円と少々値段は高く感じますが、毎月の低用量ピルや痛み止めにかけていたコストや将来生理痛に悩むことが少なくなると考える、とお得に感じるかもしれません。

参照：Shipping - Free US Deliveries | Ovira US

Nohaのボックスに含まれるもの

出典：Noha Device | Drug-Free Period Pain Relief - Ovira US

• Nohaデバイス
• USB充電ケーブル
• Yケーブル（デバイス本体とラブハンドルを繋ぐもの）
• ラブハンドル（パッド）×2枚
• 粘着パッド×2枚（10回程度連続で使用可能で、粘着性が落ちたら粘着パッドだけ別で購入することもできる）
• 保存用ディスク（使用しないときには両面に片方ずつ粘着パッドを貼り付けて、パッドをホコリや汚れから守る役割）
• 収納ポーチ
• 取扱説明書

筆者の感想

この記事では、オーストラリア発生理痛軽減デバイスNohaについてご紹介しました。
生理痛が重いせいで毎月悩まされているという人には、驚きの商品だったのではないでしょうか。

正直、生理はかなり面倒なものですよね。状況によっては友達との遊びをキャンセルしたり、旅行も計画通りに楽しめなかったり、仕事、学校、家事をお休みをすることもあるかもしれません。筆者は比較的生理痛が軽いほうですが、それでも生理が今月もやってくるという事実だけでなんだか気分がうんざりしてきます。Nohaで痛みをコントロールができるのであれば、生理痛で予定が崩れる心配をしなくてもよくなるという点で、とても興味がわきます。

TENS治療法は生理痛の治療法としては今まであまり知られていなかったそうですが、Nohaの誕生によって、これから新しい選択肢として取り入れる人が増えるかもしれません。実際に生理痛に長い間悩まされていた経験がある女性CEOが作った商品ということで、信頼度もとても高そうです。

生理の症状は人それぞれ違うため、「痛みをほとんど感じない」という人もいれば「日常生活を送るのもやっと」という人もいます。いずれにしても生理が毎月やってくるのであれば、上手く付き合っていきたいですよね。「痛みをコントロールできる」という意識があるだけでも、心に余裕が生まれそうです。ウェブサイトに寄せられたレビューにもあるように、今までだったら痛みをひたすら我慢をしていただけの人も、普段どおりに生活を送ったり、エクササイズなどの激しい運動まで可能にしてくれるかもしれません。Nohaのような商品は、生理中の過ごし方を大きく変えてしてくれそうです。

さらに、Oviraでは「Inner Circle」というフェイスブックのプライベートグループがあります。世界中の（過去・現在・将来）生理がある1万2,000人以上のメンバーが参加し、Oviraの商品のみに限らず、生理、健康状態、ウェルネス一般についてクローズドな環境で安心して話せるグループです。健康についてさまざまなバックグラウンド・症状をもつ人と有意義な会話がしてみたいというという人はチェックしてみてはいかがでしょうか。

【参照】