【体験談】AMH検査を受けて考えた、「卵子凍結」と私の未来の話(33歳・助産師)

「将来子どもが欲しい」と思っているけれど、、
卵子凍結をした方が良いのか?悩みの真っ只中、卵巣の中の“卵子の数”を知ることができるAMH検査に出会いました。卵子凍結をすべきかどうか、本気で悩んでいた私にとって、この検査は自分の体と未来を考える大きなきっかけになりました。
この記事では、33歳・助産師として勤務していたことのある私が実際にAMH検査を受けた体験をお話しします。
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血液で“卵子の数”がわかるという驚き
AMH(アンチミューラリアンホルモン:抗ミュラー管ホルモン)検査を知ったとき、最初に思ったのは「血液検査で、卵子の数がわかるの?!」という驚きでした。これまで助産師として多くの出産や妊娠に関わってきたにもかかわらず、自分自身の“卵子のこと”について考えたことはなかったのです。
※AMHとは:抗ミュラー管ホルモンとも呼ばれ、卵巣内にある卵子から分泌されるホルモンのこと。血液中のAMHの濃度を測ることで、AMH値から発育過程(妊娠の準備ができている卵子)卵胞の数を推測することができます。そのため、AMH検査をすることで、卵子がどのくらい残っているのかを推測して、今後のライフプランを計画するための一つの指標として活用されています。
35歳までに…という気持ちはあったけれど
医療職として、“35歳”という年齢の区切りはどこか頭の中にありました。でも、「卵子が減っていく」という事実について、実感を持って自分のこととして捉えていたかと聞かれると、正直答えはノーでした。

卵子凍結をすべきか、本気で悩んでいた
20代後半以降、私は真剣に「卵子凍結」を検討していました。けれど、そこにはたくさんの不安がありました。
- 凍結には費用もかかるし、仕事の調整も必要
- PMS(生理前症候群)&生理痛が重かったことから内服をしている低用量ピルを一旦やめることへの不安
- 排卵誘発剤などのホルモン製剤を使用した際の副作用への不安
何より
- 卵子凍結から“実際に赤ちゃんが生まれる確率”の低さに賭ける勇気が持てなかった
それでも、「もし今すでに卵子が残り少ない状況なら、悩んでいる暇はない」と思いました。だからこそ、“今の自分の状態を知ること”が、迷いを減らす一歩になると考えるようになりました。
不妊治療のクリニックに行くのはなんだかハードルが高かった
実際に検査をしようと思ったとき、真っ先に浮かんだのが「どこで受けるか?」という問題でした。でも、不妊治療のクリニックに行くことには大きなハードルがありました。
- 妊活を始めるわけではない(すぐに不妊治療をしたいわけではない)自分が行ってもいいのか?
- どの病院が検査ができるのか、いつなら予約ができるのか、仕事が忙しく病院を探す余裕がない
- (当時)急な呼び出しがある仕事で予約したとしても行けるかわからないし、通院が必要になった場合は見通しも立てにくい...

自宅でできる検査を選んでみた
そんなときに、自宅でできるAMH検査キットがあることを知りました。オンラインで注文し、届いたキットに従って自分で指先から血液を採取し、ポストに投函するだけ。病院に行かなくても検査できる安心感と気軽さに助けられました。
結果を見て、ひとまず安心
数日後に届いた結果を見て、「あ、よかった」とホッとしました。同年代の平均と比較して、数自体はまだ大きく下がってはいなかったのです。もちろん、卵子は“数”だけでなく“質”も大切。妊娠には様々な要素が関連していることも、もちろん知っている。それでも、この結果をきっかけに、私は「今すぐ卵子凍結を決断するよりも、自然妊活ができる環境を整えることを最優先にしたスケジュールを考えよう、そして開始して難しければすぐに治療に移ればいい」と思えるようになりました。
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卵子凍結すべきか悩んでいる人にこそ、AMH検査をすすめたい
AMH検査は、“卵子凍結が今すぐ必要なのか?”を考える判断材料になりました。AMH値は妊娠の可能性を保証してくれるものではないけれど、「知らないで悩むより、知って納得して行動できる」ことはとても大きな価値だと感じています。
AMH検査は、卵子凍結を検討したときや妊活を始めるときに、不安や迷いを整理するための第一歩。 気になる方は、自宅でできる検査から始めてみてください。
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この記事を書いた人

助産師。1992年生まれ、東京都出身。 大学卒業後、国立系の病院で5年間助産師として勤務。その後、内科のクリニックグループにて運営・新規開院、ピルオンライン診療立ち上げに携わる。現在は(株)つばめLaboにて女性の健康をサポートするためのサービス開発に従事。
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