Femtech Fes! 2022に参加してきました!
六本木アカデミーヒルズにて2022年10月14日(金)〜16日(日)に行われた「Femtech Fes! (フェムテック・フェス)2022」に、ピルモット編集部も参加してきました。
「Femtech Fes!」とは、女性のウェルネス課題の解決・支援事業を行うfermata(フェルマータ)が開催する、国内最大級のフェムテックイベントで、今年は国内外の200以上のフェムテック製品が一堂に集結しました。
フェムテックに興味津々な筆者も楽しみにしていたイベント。昨年と比べて目立ったポイントなども紹介していますので、ぜひご覧ください。
フェムテックへの関心の高まりが伝わる会場
今年のイベントテーマは 「あなたのタブーをワクワクに変える"フェムテック交差点" 」。
会場には国内外から集まった最新のフェムテックが集合し、来場者が作り手側と直接話しながら自分にあう商品やサービスに出会うことができます。さまざまなテーマごとにディスプレイされた商品・サービスに実際に触れることができるのがこのイベントの魅力です。
性別や年齢を超えた盛り上がり
Femtech Fes!史上最大規模、2つの会場で行われた今回のイベント。広い会場では、実際の商品を手に取りたくさんの会話が生まれていたようです。
「月経カップ、気になっていたけどどうなんだろう?」
「吸水ショーツ最近使ってる!」
「海外らしいポップな見た目がかわいい」
フェムテックについての知識の有無にかかわらず、いろんな楽しみかたをしている来場者の姿が。
今年の来場者は3日間で約2900人[1]と、近年注目が高まっている「フェムテック」への熱量を実際に体感することができました!
幅広い年齢や性別の来場者の姿が印象的で、女性だけでなく、カップルできている人や男性のみの来場者も多く見かけました。
海外の最新フェムテックに触れる貴重な機会
Femtech Fes!の特徴といえば、展示されている商品やサービスの多くが海外発のブランドであるところです。なんと約8割が海外企業なんだそう[2]。
今年の開催に合わせて多くの起業家たちが来日するということで、開催前から話題を集めていました。筆者も会場では、次世代型スマートIUD「OCON Healthxare」のCEOのKeren Leshemさんや骨盤底筋トレーニングアイテム「Keggelbell」のCEOのStephanie Schullさんの姿をキャッチすることができ、他のフェムテックイベントにはないFemtech Fes!ならではの体験をしました。
海外フェムテックには日本語・英語の解説つき
会場の中心に並ぶのは、世界中から集められたフェムテックの数々。
「日本の商品じゃないから見てもよくわからないんじゃ?」と思う人もいるかもしれません。そんな人はこちらの写真をぜひご覧ください!
すべての海外フェムテックに解説(写真参照)がついているので、プロダクト/サービスの説明や生まれたストーリー、作り手からのメッセージなど、すべて日本語で読むことができます。
さらに、会場にはfermataスタッフさんが常駐しているので、わからないことがあれば丁寧に説明してもらえます。
人気はプレジャーアイテムコーナー
筆者は昨年に続いて2回目のFemtech Fes!参加でしたが、印象的だったのはプレジャーアイテムの展示場所。
昨年は会場の奥まったところで展示されていたプレジャーアイテムでしたが、今年はプレジャーアイテムへの関心の高まりもあり、会場の目立つところに展示されていたのが印象的でした。
さらに、日本のプレジャーアイテムブランド「iroha」は、会場入り口すぐ横にブースを設け、幅広い商品の展示と販売を行っていました。ブースは来場客でにぎわうなど、日本でもプレジャーアイテムに対する見方が変わっているのかなと感じたところです。
ピルモット編集部が気になったフェムテック4選
ここからは、女性の体について発信するピルモット編集部メンバーが会場で見つけた海外のユニークな4つのフェムテックアイテムをご紹介!日本から買えるものもあるのでぜひチェックを。
1.ポップなデザインがかわいい低用量ピル
オーストラリア発の低用量ピルのオンライン処方を行う「Kin Fertality」の低用量ピルとビタミンサプリは、ピルモット編集部でも「パッケージがかわいい!」と話題でした。
自動で定期的に自宅へ届けられるサブスク型で、ピルの購入し忘れや通院の負担が解消されるんだそうです。
2.吸水機能付きモレない生理用水着
プールや海の日に生理が被ってしまった経験がある人に朗報です!
オーストラリアの吸水ウェアブランド「modibodi」の生理用水着なら、吸水機能が付いているので生理中でもモレを気にせずに水に入ることができます。
展示されているこちら(写真参照)のほかにも、豊富なカラーやタイプがあるんだそう。日本からも購入が可能です。
3.女性のプレジャーのタブーに挑戦するバスアイテム
こちらのカミソリにはある秘密が!
カミソリ部分を取り外すとなんとバイブレーターとしても使用できるという、編集部も驚きのアイテム。
タブー視されがちな「女性のプレジャーをより良いものにするため」アメリカの「Freya」によってつくられました。
使用後はお風呂にそのまま吊るしておけば、誰もそれがプレジャーアイテムだとは気付きません。
4.月経カップの次に来る生理用品
日本ではまだ馴染みのない、最先端の生理用品「月経ディスク」も発見!
「月経カップ」と同じように腟の中に入れ経血を溜めて使いますが、月経カップよりも容量は大きめなので経血量が多い人も使える生理用品。
「Hello Period」の月経ディスク裏には補助用のタブが付いていてはじめて使う人でも使いやすそうです。
さいごに
2022年10月に開催されたフェムテックイベント「Femtech Fes!」についてご紹介しました。活気に溢れた会場の様子が少しでも伝われば嬉しいです。
一緒に行った知人は「フェムテックってこんなに注目されているんだね」と初フェムテックイベントを楽しんでいた様子。展示のジャンルも多いのでフェムテックに馴染みのない人でも試してみたいフェムテックに出会えると思います。筆者は今回のイベント参加で、改めて自分の体について考える良いきっかけにもなりました。
年々注目が集まるこちらのイベント。来年はどんな最新フェムテックに出会えるのか楽しみです!機会があれば参加してみてはいかがでしょうか。
[1] Femtech Fes! 2022 事後レポート:3日間で約2,900名が来場! – fermata store[2] Femtech Fes! (フェムテック フェス) 2022 – fermata store
この記事を書いた人
性教育・フェムテック領域に興味津々な20代のメンバーで構成される、ピルモット編集部による記事です。