「ピルを飲みはじめたのは・・・」自身の体験を語る国内外の著名人10選

公開日 2021-11-30 更新日 2021-11-30

服用のメリットに生理痛緩和や、避妊効果、ニキビ改善などが挙げられる低用量ピルですが、「ピルについて気になっていたけれど、なかなか服用を始めるきっかけがない・・・」と考える人も多いのではないでしょうか。

この記事ではピルの服用を公言している著名人たちが、どのようなきっかけで服用を始めたのか、またどんな効果や副作用があったのか、過去のインタビューやYouTube動画をもとにまとめています。

ピルの服用を始める目的は人それぞれですが、彼女たちを参考に、ピルを検討してみるのも良いかもしれません。海外セレブからはヘイリー・ビーバー、ナタリー・ポートマン、ケンダル・ジェンナー、日本の著名人からはSHELLY、バービー、ゆうこすまで、幅広くご紹介しています。ピルの服用を考えていたという人は、是非参考にしてみてはいかがでしょうか。

ヘイリー・ビーバー:ピルの飲み始めに肌荒れが起こった

モデルのヘイリー・ビーバーさんは、2019年ジャスティン・ビーバーさんとの結婚から2〜3カ月後のあるインタビューで、低用量ピルを服用していることを話しました。

「小さい吹き出物があちこちにできて痛かった(筆者翻訳)」

服用による副作用について、ヘイリーさん曰く、服用し始めの初期には肌荒れがおこったそう。

「医師とも話し、肌荒れの原因はピルが本来のホルモンバランスを崩していたからだと分かったんです。(筆者翻訳)」

飲み始めには副作用による肌荒れがあったものも、最終的には、肌荒れを我慢してでもピルを服用し続ける価値があると考えたヘイリーさん。

「我慢すればいいだけです。むしろニキビを起こして治るのを待てばいいんです。私にとっては、(副作用の肌荒れも)今すぐに赤ちゃんを授かるよりは、まだ良いと思ったので・・・(筆者翻訳)」

と語っています。

引用元:https://www.insider.com/famous-people-talking-about-taking-birth-control#hailey-bieber-said-she-broke-out-when-she-first-got-on-birth-control-1

ケンダル・ジェンナー:ピルはニキビ治療に有効的だった

モデルのケンダル・ジェンナーさんは、2019年に当時アンバサダーをしていたプロアクティブのイベントで登壇。14歳の頃から低用量ピルの服用を開始し、16歳までの間に、ニキビに悩んでいたことを明らかにしました。

本人曰く、「(低用量ピルを使う)それ以前は、顔のあちらこちらに1つや2つニキビがあったこともありました。(筆者翻訳)」「おでこ全体に、小さな稗粒腫(はいりゅうしゅ)があったんです。そしてそこから(ニキビが)大きくなるのです。そのあとは(稗粒腫と悪性ニキビが)顔全体に起こるのです。(筆者翻訳)」と説明。

彼女はニキビ治療のため16歳から低用量ピルを服用していましたが、2018年に健康上の問題で服用を止めたところ、ニキビが再発したそうです。

引用元:https://www.insider.com/famous-people-talking-about-taking-birth-control#hailey-bieber-said-she-broke-out-when-she-first-got-on-birth-control-1

ナタリー・ポートマン:低用量ピルが彼女のメンタルヘルスに与えた影響

女優ナタリー・ポートマンさんは、2015年に母校ハーバード大学でスピーチをした際に、彼女が経験した低用量ピルの副作用について語っています。

本人によると19歳の冬に、初めての失恋経験、低用量ピルの服用、日照時間が短さが重なり気分がとても落ち込んだ時期を過ごした経験があったそう。

彼女がどの種類の低用量ピルを服用したのかは明らかではありませんが、2016年のある研究で、ホルモン避妊薬(特に黄体ホルモンのみのピル)の服用で起こる可能性がある副作用の症状に、うつや著しい気分の変化が挙げられています。

参照:https://www.insider.com/famous-people-talking-about-taking-birth-control#hailey-bieber-said-she-broke-out-when-she-first-got-on-birth-control-1

ホールジー:ピルの服用で子宮内膜症の改善されたとツイート

歌手ホールジーさんは、2016年に自身のツイートで子宮内膜症を患っていることを公表しました。

※子宮内膜症とは、本来子宮の内側にあるべき組織が子宮の外側で成長してしまうことで非常に痛みを伴うこともある病気

それから1年後、ホールジーさんはTwitterで自身の服用の経験を振り返り、低用量ピルの服用について支持を表明しました。「低用量ピルは強烈だった痛みを和らげ、瘢痕組織(はんこんそしき)が固まって臓器がくっついてしまうことを防いだ(筆者翻訳)」とツイート。

当時のトランプ政権は低価格のピル処方に反対していました。これに対し、ホールジーさんは彼女と同じように子宮内膜症に苦しむ人のため、ピルの必要性を強く主張しました。

実際、1950年代以来、低用量ピルは子宮内膜症によって起こる痛みを改善する最も効果的な方法の一つです。

引用元:https://www.insider.com/famous-people-talking-about-taking-birth-control#hailey-bieber-said-she-broke-out-when-she-first-got-on-birth-control-1
https://www.self.com/story/singer-halsey-shared-what-its-like-to-have-endometriosis

キム・カーダシアン:ピルの服用に対してとてもオープンだった母親

タレントのキム・カーダシアンさんは、番組司会者のオプラ・ウィンフリーさんとの対談で自身が初めてピルを服用したときについて触れています。

キムさん自身が14歳だったときに母親に、2年付き合っていた彼氏とセックスしようと思ってることを話したそう。「私は言いました『多分すると思う、それか、したいと思う』と。すると母は『OK、じゃあこうしましょう、あなたにはピルを飲んでもらうわね。』母は私にとてもオープンで正直でした(筆者翻訳)」

引用元:https://www.glamour.com/story/celebrities-birth-control

SHELLY:20代はずっとピルに助けられていた経験

タレントのSHELLYさんは18歳のときに生理が重かったことをきっかけに、米軍基地内の産婦人科を受診。そのときに、医師から低用量ピルを勧められて服用を始め、20代では常時服用していたそうです。

最近では自身のYouTubeチャンネル「SHELLYのお風呂場」で若い世代に向けて性教育コンテンツを発信しているSHELLYさん。ポジティブに性教育を学べるチャンネルとして若い女性からも人気を集めています。

今年の11月3日に投稿された動画では、「18歳ぐらいから当たり前に、生理をコントロールするのがラクな人生が始まってくれて、20代の時に大変だった、辛かったっていう記憶があまりない」と話し、ピルの服用で自身の生活が大きく改善された経験を語っています。

30代の妊活中に一時的にピルの服用をやめ、ひさびさに毎月やってくる本来の生理を体験したところ、生理の辛さにとても驚いたそうです。「あ、ピルはすごい私の生理をラクにしてくれていたんだなぁ」と、妊活中に改めてピルの便利さを実感したことを話しています。

引用元:https://youtu.be/AgbODC-0OMA

バービー:日本のピルの偏見、もったいないと思い婦人科コンテンツを発信

ニキビ治療のために20代からピルを服用を始めたバービーさん。服用を開始すると、肌荒れが少しずつ改善し、ボディラインがカービーになったと話します。30代になってからは、継続的に服用しているそうです。

バービーさんも自身の公式YouTubeチャンネルで、ピルやレディースクリニックなどの婦人科系のトピックを多く発信中。昨年7月に出された動画は、視聴回数70万回を超えています(2021年11月現在)。同動画では婦人科の先生を招いて、ピルの仕組みや使い方などを紹介しています。

「正しい使い方さえしていれば、ピルって本当に素晴らしい薬」だと考え、日本ではまだまだ偏見が多いピルについて、馴染みのない初心者の人でも正しく学べる環境づくりをしています。

引用元:https://www.youtube.com/watch?v=iaQ63OBUf_Q

益若つばさ:ピルを飲むことはポジティブなこと

今年の6月に自身のYouTubeチャンネルで、動画でミレーナをつけた経験を発信したところ、100万回を超える再生回数でSNSでも話題となった益若つばささん。同動画では、ピルを服用していた時期についても話しています。

益若さんはミレーナをつける以前は、生理不順の治療のため低用量ピルを服用。ピルの服用中は生理が安定して良かったこともあるが、毎日同じ時間に飲み忘れないようにするのが大変だったそう。むくみやすくなった、腕周りが太くなった、バストアップした、肌荒れが治ったなど、ホルモンバランスの変化によって自身に起こった見た目の変化についても話しています。

「女性側が計画性を持ってミレーナやピルを飲むことはポジティブなことだと思う」と話し、自身の体験をシェアすることでより多くの女性が積極的に身体の悩みについて話す機会が増えれば嬉しいと語っています。

引用元:https://youtu.be/J5zWqT7pVIE

和田彩花:ピルを服用して自分の身体を見つめ直すきっかけに

2019年にアンジュルム・Hello! Projectを卒業したアイドルの和田彩花さん。卒業後に自分の時間が増え「いままで悩んでいたことをもう一度見つめ直してみよう」と思ったことから、身体についてよく考え情報を集めることをはじめたそう。

「もともと生理痛がひどすぎて貧血になっちゃうタイプだから、この生理痛をどうにかできないかって低用量ピルを飲んでみたり、新しい生理用品を試してみたりしたんです。」

卒業後は、ゆっくりと自分の身体に向き合う「ご自愛」の習慣ができたそう。さらに、ピルを服用したことで結婚・妊娠などを自分ごととしてとらえるなど、人生について考え直すきっかけにまでなったと話します。

引用元:https://sheishere.jp/interview/202012-wadahayakawa/

ゆうこす:フォロワーから募集したピルに関する質問を産婦人科の先生と回答

タレントのゆうこすさんは、自身のインスタグラムのストーリーでピルに関する質問を募集。そして寄せられた質問のなかで特に多かった13個の質問を、自身のYoutubeチャンネル上の動画で取り上げ、産婦人科の先生と一緒に回答しています。

2年前からピルを服用し始め、生理中の腹痛や気分の落ち込みが改善されたと語るゆうこすさん。肌荒れ、PMS、見た目の変化など視聴者が気になる疑問や質問に、ゆうこすさん自身の経験を共有しながら学ぶことができる動画となっています。なかなか人には聞きづらいような情報を発信する姿に、若い視聴者からはとても良い反響を得ているようです。

ゆうこすさん曰く、自身も過去にはピルに対して間違った知識や偏見を持っていたそう。ピルを服用すること・産婦人科に行くことが恥ずかしいというフォロワーの相談には、「あえて答えたい」と強調。ピルを飲むことは恥ずかしいと思わないで欲しいと、ピルの効果を体験したゆうこすさんは語っています。また、地元の産婦人科に行くことが恥ずかしいという声には、都会のクリニックに行くことをすすめるなど、地方出身者としてのアドバイスもしています。

引用元:https://youtu.be/TERJITcmnDI

まとめ

この記事では、ピルの服用していることを公言している国内外の著名人をご紹介しました。

子宮内膜症の治療のため服用をしていたホールジーさんやSHELLYさん、生理痛改善のため服用を始めた和田彩花さん、ニキビ治療のため服用を始めたケンダル・ジェンナーさんやバービーさん、生理不順の治療のため服用していた益若つばささん。低用量ピルを使う理由は人それぞれだということがわかります。

日本ではまだまだ服用している人は少ないうえ、避妊薬としてのイメージが強い用量ピル。最近のYouTube上では、ピルについて紹介する動画も増えています。婦人科の先生が出演している動画もあり、ちょっと聞きにくかったピルについて、誰でも正しく学ぶことのできる機会が増えています。

ピルについて気になっていたという人は、これをきっかけにピルについて調べてみたり、服用を検討してみるのはいかがでしょうか。

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