これがあったら間違いなし!女性が災害時の備えに必要なもの5選
災害は思わぬ時に起こるものです。普段の生活では当たり前にあるものが、災害直後には手に入りにくくて困ってしまうものをあらかじめ準備しておくことが大切です。
今では防災グッズがセットになったものなど、誰でも購入しやすくなっていますが、女性に必要なものが入っていないことがあり、見落としてしまいやすいものです。
もしも避難所生活が長くなった場合には、女性に必要なものが行き届かない可能性もあります。今回は女性にスポットを当てて災害時に必要なもの5つを紹介します。災害時の状況を考えて、アイテムの選び方もチェックしておきましょう。
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一般的な防災グッズについて
災害時の備えに関するチェックリストに書かれているものは、性別や年齢など関係なく生きるために誰もが必要な最低限の準備物です。
たとえば、数日分の食糧や飲料水、常備薬、着替え、毛布、簡易トイレなどが挙げられますが、災害時に必要なものは性別や年代によっても異なります。ほかにも体質やライフスタイルなどによって、ひとりひとり必要なものが違ってくるでしょう。
近年では日本や世界のあちこちで災害が発生していて、被災地の生活や防災グッズに関する情報を目にする機会も増えました。災害時には断水や停電などが起こる可能性があることは何となくイメージできますが、実際に災害を経験したことがないと「あれがないと困る」といった状況が分からないものです。
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災害時の生活で女性が困ること
災害時には、食料不足や設備が不十分で通常の生活ができない場面が多くあります。自宅が被災した場合には避難所で生活するため、災害時の備えができていないと女性ならではの困りごとが起こります。
不衛生な生活環境
災害時には水や電気などのライフラインが止まってしまうことも珍しくありません。入浴や洗濯ができない状況は当たり前のように起こりえます。
避難生活が長期にわたると、洗濯ができずに何日も同じ服や下着で生活することになってしまいます。とくに女性は経血やおりもので下着が汚れやすく、できれば一日1回はデリケートゾーンの汚れを落として下着を交換しておかないと、尿道炎や腟炎などを起こしてしまう可能性もあります。
ほかにも「水洗トイレが使えない」「仮設トイレの設置に数日かかる」など、不衛生な環境で生活すると健康管理ができないことやニオイなどにストレスを感じて困ることになるでしょう。
パーソナルスペースがない
災害時には集団生活を余儀なくされる状況もでてきます。避難所ではたくさんの人と寝起きを共にします。女性専用のスペースが確保されていれば安心ですが、男女一緒に同じスペースで生活することが多く、気が安まるときがありません。
避難所では生活スペースの仕切りや女性専用の仮設トイレがないケースもよくあります。人目が気になって下着を洗ったり干したりできず、着替えやトイレに行くことすら困ったという女性の声が多く上がったそうです。
生理用品の不足
災害時に生理がきてしまったら困るのは、生理用品などの衛生用品が手に入りにくいことです。「物流がストップして購入できない」「支援物資に生理用品が入ってない」可能性もあります。
経血が多い少ないに関わらず、生理用品がないと経血が下着や衣類を汚してしまうため、生活に非常に困ることが予測できます。生理中に頭痛や腰痛などがひどくて薬を常用している方は、ストレスでより症状が強くあらわれるかもしれません。
また、避難所によってはサニタリーボックスが準備できず、ゴミが処理できずに困ってしまうこともあるでしょう。
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災害時に女性が必要なもの5つと選ぶポイント
災害時に困ったことが起きる状況を考え、女性が避難所でできるだけ快適に過ごすために必要なものを5つ紹介します。
日常生活と避難生活との違いから、アイテムを選ぶ際のポイントも合わせて説明します。
生理用ナプキンやおりものシート
災害時にすぐに安全なところへ避難できたとしても、すぐに自宅へ帰れるか分かりません。生理がいつ起きても困らないように、ナプキンやおりものシートは多めに準備しておきましょう。
おりものが多くない人でも、シートを使えばデリケートゾーンを清潔に保てます。災害時には断水している可能性もあり、下着が洗えないときも活躍すること間違いなしです。
ある程度の枚数が必要になるため、荷物がかさばるのが気になる方は薄いナプキンや2枚重ねのおりものシートを選びましょう。2枚重ねになっていると1枚で2回分使えるため、シートを持ち込む手間が減ります。
また、好きな香りのアイテムを使用すれば、おりもののニオイも気にせず過ごせます。ほかにも水に流せるおりものシートもあり、サニタリーボックスのないときでも捨てる場所に困りません。
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尿取りパッドや大人用おむつ
被災地にトイレが設置されていても、遠かったり男女共用で十分な仕切りがないことも考えられます。尿取りパットがあれば、急に尿意を感じたときや共用トイレに抵抗があるときにも安心です。しっかりと水分を吸水してくれ、消臭効果によってニオイもほとんど気になりません。
吸水量は商品ごとに異なりますが、少量でかまわないのであれば尿モレとおりものどちらにも使えるシートもあります。おむつなら履いたままで用を足すこともできます。
デリケートゾーン専用の拭き取りシートやビデ
お風呂に入れない環境では、汗拭きシートなどが必需品です。女性はおりものや経血でデリケートゾーンが汚れやすく、とくに夏場はムレてかゆみやニオイが発生しやすいでしょう。
通常の汗拭きシートには爽快感を得られるようにアルコールやメンソールなどが使用されていて、敏感なデリケートゾーンには不向きです。使い捨てのビデがあれば、体が洗えなくてもデリケートゾーンは洗えるので、清潔に保ててスッキリできます。
災害時用の下着
すでに防災グッズに下着を入れている方は多いと思いますが、下着は体質や体格によって着用できる物が限られてしまうため、支援物資で届いても使えるとは限りません。使い捨てショーツは便利ですが、被災生活が長期に及ぶ可能性を考えると洗えるタイプがおすすめです。
災害時用の下着は、なるべく乾きやすくて防臭効果のある生地にしましょう。綿素材の下着を好んで着ている方もいるかもしれませんが、ポリエステル素材だと乾きやすいので、ぜひ防災用に入れておきましょう。
また、レースやフリルのついたデザインは洗いにくく、派手な色だと着替えのときに目立ちます。下着とは分かりづらく、生活する上でも楽な「カップ付きのタンクトップ」や「ボクサータイプのショーツ」などのデザインを選ぶことをおすすめします。ワイヤー入りのブラジャーやボディを締め付ける下着は、あまりリラックスできないので災害用には避けた方が無難です。
防災バッグの中身は定期的に入れ替えよう
季節が変わると気候に合わせて衣替えしますが、防災バックの中に入れている衣類も季節で入れ替える必要があります。住んでいる場所の気候に合った暑さ・寒さ対策や体調管理の観点でアイテムを選ぶことも大切です。
また、ストレスによる体重の増減や妊娠などで体型が変化する可能性がある方は、サイズに合わせて衣類と下着を入れ替えるのではなく、ゆったりしたサイズのものを選びましょう。ワイヤーのないフリーサイズのブラジャーや股上浅めのショーツなら体型が変わってもある程度はカバーできます。
まとめ
女性は一般的な備えに加えて、衛生用品や下着といった災害時の備えも必要です。妊娠の可能性も考慮して、避難所生活が長期化しても困らないように準備しておくといいかもしれません。
災害時の生活をイメージして、困らないように機能的なアイテムを選ぶのがコツです。ぜひ防災バッグを充実させて災害時の備えをしておきましょう。
【参照】
【女性必見】災害時は犯罪にも気をつけて!知っておきたい被災時の下着|着ごこち+プラス|GUNZE(グンゼ)尿モレが気になる女性必見!吸水パッドの選び方|尿モレ・吸水ケアならポイズ
女性のデリケートゾーンのケアについて - まりこ泌尿器・漢方内科(愛知県 江南市の泌尿器科・女性泌尿器科・漢方内科) - まりこ泌尿器・漢方内科
この記事を書いた人
美容医療に関する記事の執筆や監修を手がけている。
総合病院で婦人科や外科系病棟で勤務し、多くの経験を積むも出産・育児のため退職。訪問看護ステーションと美容皮膚科・形成外科クリニックとのダブルワークを経て、5人目の出産を機に看護師の資格と経験を活かして美容・医療ライターとして活動の幅を広げている。
【実績】
・医療・美容・健康系から子育てまで多数の分野で執筆
・男性美容メディア「BiDAN」で美容の専門家に認定
・マイナビ「おすすめナビ」のエキスパートに認定
・脱毛サイト「ダツモウ.com」の監修者
・男性美容メディア「DAN LEAD」の記事監修
・子育て相談サイト「子育て相談ドットコム」では豊富な経験からQ&Aに回答中